灼熱?そう。そこは海もないアフリカの内地。日中50度を超すこともしばしばだという。水浴びは年中、天然熱湯シャワー。協力隊員の多くは、コンクリートの屋内は日中のうちに熱がこもってしまうために、屋上に蚊帳を吊って寝ているようだ。それでも暑いときは、バスタオルを水に濡らしてそれをかぶって寝る。(濡らしたバスタオルをさらに冷凍庫に冷やしておく、という噂も。)朝起きると、そのバスタオルがカラカラに乾いているという。なんとも生きていくだけで大変な土地だ。
タンバクンダは同期隊員の2人の任地だ。どういうわけだか、僕は年末・年始はそこで過ごすことにした。
29日にJOALで仕事があったため、出発は30日の午前10時にJOALを発つ。南の商業都市カオラックに着いたのが午後2時。そこで昼飯を済ませて、3時にタンバに向け再出発。
1時間でカフリンという街を通り過ぎる。ここからアスファルトの道がなくなり、セットプラスはガタガタの赤土をゆく。隙間だらけの車内には、大量のホコリの砂が入り込み、前に座るセネガル人の髪がみるみるうちに土色にかわっていく。車の揺れは震度6を感じさせるほど激しく、眠りに落ちる余裕など無い。
クンゲルという街でセットプラスが止まった。休憩時間だという。この時点で午後6時。もうすぐ着くだろう、と思いきやそこからが果てしなく感じた。クンゲルを出発してから、1時間ほどで何やら車が壊れた、という。走行には問題ない箇所なのだが、それでも運転手は直し始めた。幸い30分ほどで直り、出発。しばらくすると、今度はタイヤがパンクしたとのこと。それは直さなければ走らない。なんとかタイヤ交換をして再び走り始める。午後10時、再びタイヤがパンク。もう勘弁してと思いきや、「もうタンバに入ったよ」と乗客の一人。結局、乗り換えを含め、12時間以上かかって到着。その日はシャワーに浴びる体力もなく、消耗しきって寝たのでした。
←タンバクンダ駅と鉄道
タンバクンダは東の大都市。
ダカールからの鉄道も引かれていているが、週1本ぐらいしか動いていないらしい。
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