2009/09/14

France旅行2


エアーモロッコのおかげで空港で一夜を越すことを余儀なくされた僕は、明朝さっそく市街へ行くために空港をでた。

寒い。

すくなくともここ1年半ほど経験したことのない寒さが僕を襲う。帰りはパリからの出国なのに、これ以上北に行ったら凍死してしまうのでは。(リオンはパリから南に位置する)とにかく、南に向かおう。考えるのはそれからだ。僕はTGV(フランスの新幹線、テージェーヴェーとよむ)にのりこんだ。
南仏のHYERESという街にある語学学校に1週間のフランス語コースとホームステイを申し込んでいた僕は近くのTOULONという街に降りた。TOULONはガイドブックによると人口80万ぐらいのかつて軍港として栄えた街である。地中海と山塊に挟まれた自然の豊かな街でもある。
TOULON駅でホームステイ先のお母さんが僕を迎えに来てくれた。
そこから東へ20KMいくとHYERESという町がある。HYERESは人口6万人の街だ。昔の人口は4万人ほどだったが現在人口が膨らんでいるとのこと。お母さんに言わせると4万人が住むのにちょうど良い人口であるそうだ。
南仏の街はその温暖な気候で昔から多くの観光客をひきつけてきた。ヘミングウェイやフィッツジェラルドなどの大作家も南仏を大いに好んだらしい。HYERESもしかり、トルストイが1860年代をこの地で過ごした。
ホームステイ先につくと、家族は豪勢なランチで僕を迎えてくれた。セネガルでは食べることのできない、生焼きのビーフステーキに赤ワイン。
旨すぎる。
食べた瞬間、エアーモロッコに対する怒りは全て忘れてしまった。
こうして僕の優雅な南仏滞在が始まったのでした。
つづく?

丘から見たHYERES

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