ダンガンサンブからピローグで2時間。
ゆっくりゆっくりとマングローブ林を横目に進む。
行き先はジルンダ島。僕の第2の活動村である。
ジルンダとダンガンサンブのつながりは強い。
ダンガンに彼女がいるだとか、ジルンダから嫁に来ただとか、そんな話をよく聞く。
彼らは同じ海の民、セレール・ニョーミンカ族である。
ジルンダの人々はとても穏やか。
魚のあまりとれない8月、人々は何をするでもなく、近所の家を歩き回り、丁寧に挨拶を交わし、アタイヤを共にする。時間がゆっくりゆっくりと流れる。ダカールやフィムラとも違う時間の流れ方だ。
穏やかな人々。ゆっくり流れる時間。内海から吹くそよ風。闇夜に浮かぶ満月。
全てが癒しそのものだ。
ここジルンダでも女性達による水産加工が行われている。近くに水産局がないため、ジルンダでとれた魚はダンガンサンブまで運ばれ、そこで水産局の許可を得て出荷している。そんな女性Gの活性化のためボランティアが要請された。
8月ジルンダではマングローブの植林を行っている。
人々は魚の薫製や日々の料理にマングローブを切り取り、それを薪として使っている。
そのため近年土地の浸食が深刻になっていたのだ。
そこで4、5年前から援助機関が入り、住民参加型の植林をおこなっている。
その住民参加型のマングローブ植林に僕もボランティアとして参加してきた。
まるで、田植えのような風景。
マングローブは魚たちが食べるプランクトンを育み、エビや蟹の産卵場にもなる。
海の生物の母親のような役割をはたしている。
1 件のコメント:
私は、2004年4月から2年間ジルンダ村で、ニョホールというセネガル名でホームステイしていました。
とても懐かしいです。活動頑張ってください。
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